行 人 坂


行人坂は、雅叙園西わきを北東へ、目黒川の太鼓橋から目黒駅の東方に上がる急坂である。

この坂は江戸時代に権之助坂が開かれる前は、二子街道として、江戸市中から目黒筋に通じる大切な道路であった。

いまは、権之助坂の方が広くてにぎやかだが・・・・・

行人坂という名称は、出羽三山の一つ、湯殿山の修験僧たちが坂の途中に大日如来堂(現大円寺)を建て修行を始めたところ、多くの行者が集まり住むようになったのでつけられたという。


現在の行人坂
左 上から見た写真
右 下から見た写真

富士見茶屋と夕日の岡
目黒は起伏に富み、昔から富士見の名所が幾つかありましたが、行人坂もその一つとして知られています。

江戸時代、坂の一角(今の三井銀行裏あたり)には富士見茶屋という茶店があって、ここから眺める富士の姿は大変に素晴らしいものでした。

江戸名所図会「富士見茶亭」の一コマには、秀麗な富士の峰を背景に、茶店で一息入れる当時の人々の姿が生き生きと描かれています。



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