昭和56年5月28日に開園した西郷山公園は、旧西郷邸の一部で、
公園の名も「西郷山」という通称が付近の人に親しまれていたことにちなんで名付けられました。
旧山手通り沿いの高台から、山の斜面になっている所にあり、
この公園の特徴は、丘と緑と、20mの落差をもつ人口の滝。
眺めも素晴らしく、目黒の街並みや、澄み切った晴れた日には富士山も眺められ、
区民の憩いの場として親しまれています
所在地: 目黒区青葉台2-10-28
最寄り駅: 代官山駅より徒歩15分
マピオン地図
+の位置
このあたり(青葉台二丁目)は、江戸時代には豊後の岡(竹田)城主中川候の抱え屋敷でした
うっそうとした老樹が茂り、三田用水から引いた池があったと伝えられています
明治になって、西郷隆盛の弟・従道が、兄隆盛が再起し、上京して来る日に備えて、
約6haにおよぶこの地を購入しました。
隆盛が西南戦争に敗れ、自刃した為、従道は自らの別邸として利用する事になり、
フランス人デスカスによる木造二階建ての洋館や、書院づくりの和館などが建てられ、
また池を中心とした回遊式の庭園も設けられ、東都一の名園とうたわれたそうです。
このようなことから、いつしか人々はこの一帯を“西郷山”と呼ぶようになりました
昭和16年に西郷家が渋谷に移転して、私人の手に渡ってからは池が埋め立てられ
空襲で和館も焼失して、かつての名園の面影を失っていきました。
残された洋館は、一時期プロ野球の国鉄スワローズの選手合宿所として使われた時もあり、
昭和35年に愛知県犬山市の「明治村」に移され、国の重要文化財に指定されています。